SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

いきものを観察し、良好な関係について考え、野生生物のすみかを創る活動を行います。

活動内容

「わらはんどの池」は、「自然資源を生かした持続可能な暮らし」や「生物多様性との共生」といった現代の暮らしでも重要な精神が培われていた場所で、野生生物にとっても重要な生活の場となっています。
この場所は、世界自然遺産白神山地に隣接し、環境省RDBや特定天然記念物に指定されている「ヤマネ」などが確認され、野生生物の痕跡が頻繁に見られる森林生態系の豊かな環境でもあります。一方で、ダム建設に伴う外来種の侵入や、低木林やスギ林の広がる地域のため野生生物の繁殖活動にとって厳しい現状です。これらの課題を解決するために、参加いただける皆さんと協力し、「ニセアカシア再利用大作戦」と「フクロウの森プロジェクト」を実施します。
「ニセアカシア再利用大作戦」では、高さ約10mのニセアカシアを倒し、薪に加工し、おいしい昼ご飯を作ります。さらに、鋭利な針をもつ樹皮を利用し、野生動物が畑に入るのを防ぐための畑の柵などもつくります。「フクロウの森プロジェクト」では、まず森に生息するフクロウについて学び、その後、フクロウのための巣箱を作り、森に設置します。設置後は夜の森で、観察も行う予定です。
今回2つの活動では、参加いただく皆さまと “実働的なつながり”を目指し、取り組みたいと思います。外来種の駆除や巣箱の設置など、成果をかたちにすることで活動の達成感を感じていただき、自然への意識と具体的な行動を期待したいと思います。

一言アピール

自然の中で、生き物探しや自然体験活動、環境整備活動を実施します。活動を通して、自然のメカニズムや利活用のバランスを考え、自然を大切にする「こころ」を育みます。参加者各々が自立し、環境配慮へ意識が向かい、積極的な社会貢献へつながることを期待したいと思います。

活動時期

通年(11月~2月までは月1回。3月~10月までは月2回)

対象となる希少生物種

フクロウなど

実施団体プロフィール

特定非営利活動法人 つがる野自然学校

私たちが活動している津軽地方は、多様で豊かな自然環境が広がっています。さらにそこには、縄文時代から続く狩猟や採取の文化が今でも色濃く残り、絶えることなく地域の食文化や風習に見ることができます。私たち「つがる野自然学校」は、この豊かな自然と人の暮らしに注目し、現在注目されている「持続可能な暮らし」や「自然との共生」、「地域の再生」をキーワードに、白神山地や岩木川での「自然環境調査」や、地域の小学生を対象とした「自然体験活動」、地域の環境について考える「環境学習」などを行い、個人から地域へ活動できる人材の育成を目的としています。

特定非営利活動法人 つがる野自然学校

〒036-8092
青森県弘前市城東北4丁目3-10 チャーリーハウスB-1
Tel. 080-5260-2809
E-mail: esdtanigu2014@gmail.com
担当:谷口哲郎

認定特定非営利活動法人 あおもりNPOサポートセンター

「NPOのためのNPO」として、市民に向けた啓発活動、NPOの設立・運営支援とネットワークづくり、調査研究や政策提言を行っています。同時に文化芸術と社会をつなぐ活動、廃校活用事業、社会教育活動、人材育成活動などを行うことで、社会課題の解決に取り組み、自立性のある市民社会の実現に寄与することを目的としています。

認定特定非営利活動法人 あおもりNPOサポートセンター

〒030-0965
青森県青森市松森3-3-18 らいず内
Tel. 017-752-0410
E-mail: saito@a-nponet.jp
担当:斉藤雅美